望みを叶える物語

◆人生の主人公として、感動をうみだす◆幸せなライフスタイルをビジネスにする生き方を伝えます。

後部座席で眠れること〜弱さを分かちあうことのできる社会〜

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私は、最も尊敬する人物は誰か?と聞かれたら、こう答えることにしている。

 

チャーリー・ブラウン

 

日々の生活の中で行き詰まりを感じたり、何か違和感を感じる時には、いつも何かしらの示唆を与えてくれる。

 彼は感受性が人一倍強く、優しく、ナイーブである。時に、主体性のなさに心許なくなるが、自分に嘘をつくことなく、人を信じる強さのある人間だ。だから彼の言葉には、物事の本質をつくような鋭さがある。

 

今日は、特に私が好きなエピソードを紹介したい。

後部座席で眠れる事

〜ペパーミントパティ*1とチャーリー・ブラウンの会話〜

 

パティ「最近、気がかりなことばかりでね」

チャーリー「どういうこと?」

パティ「安心感って、どういうことだと思う?」

チャーリー「安心感は、車のうしろの席で眠る事だよ。小さい時にママとパパと一緒に、どこかに車で出かけて、夜になって、家に向かって走っているんだ。きみはうしろの席で眠っている・・・君は何も心配しなくていい・・・前の席にはママとパパがいて、心配事はぜんぶ引き受けてくれる・・・何から何まで面倒を見てくれる・・・」

パティ「なるほど言えているわね!」

チャーリー「でも、それはいつまでも続かない!あるときは突然、きみはおとなになって、もう二度と同じ気持ちは味わえないんだ!突然、終わってしまう。もう二度とうしろの席で眠ることはできない!二度とね!」

パティ「絶対に?」

チャーリー「絶対に絶対!」

パティ「わたしの手を握って!」

 

このエピソードは、安心感を誰もが共感できるような言葉で言い換えているセンスが素晴らしいと思う。そして、チャーリーの終盤にかけての、切なさが滲んだ「強くならなきゃ!」という想いに胸をうたれる。

 

私たちは、子供時代は後部座席で眠ることができた。(後部座席で眠ることができなかった人も数多くいると思う。。。)

 

そして、誰しもいつしか、自分がハンドルを握るように、不安を抱えながら生きていく。自分で行き先も決め、行き方を決め、進んでいかなければならない。二度と後部座席で眠ることはできないんだ。

 

本当にそうなんだろうか?

確かに、自分で自分の人生に責任をもち、独立個人として人生を切り拓いていこう!という強さを素晴らしいと思う。しかし、人間は誰しも弱い。弱いからこそ強くなりたいと願う。

 

【日特】強くなりたいという願い。二度と見失わないために書き続ける。 - 日本特殊実験室

 

私は、その「弱さ」を一人で抱え込むことなく、「弱さ」をわかちあうことができる社会であってほしい。私は、自分でハンドルを握ることに疲れたら、誰かの運転する後部座席で眠りたいと願う。そして、誰かがハンドルを握ることに疲れたら、自分がハンドルを握り、後部座席で眠ってほしいと思う。それができないんだとしたら、せめてチャーリーのように手を握ってあげたい。

 

「弱さ」と向き合わない「強さ」は脆い。ハンドルを離すことを自分で許せない人は、常に断崖絶壁に立っているような不安に苛まれ、時に自分の望んでいない暴走を引き起こす。

 

ハンドルを離して時には誰かに頼っても良いんだと自分を許すことで、自分の欲求に最大限素直に人生を切り拓いていくことができる。そして、他人がハンドルを離すことを許すことができる。

 

そうやって、人と人とが「弱さ」を分かちあうことが出来ることが、一番のセーフティネットではないか?一人一人が自分の居場所をつくるために、一番重要なものなのではないか?と私は考えている。

 

一人一人が自分と向きあい、自分を表現することを許しあい、「弱さ」を分ちあうことができる社会。

 

そんな、キレイゴトを願いながら、私は生きている。

 

そして、私が出来るところからはじめてみたい。

 

大丈夫。何とかなる。

*1:母親は亡くなっており、父と二人暮らしである。勉強が苦手で成績はDマイナスが多いが、スポーツは得意で、野球チームも持っている。チャーリー・ブラウンを「チャック」と呼び、思いを寄せている。長い間スヌーピーを人間だと思っていた。