願いが叶う物語

"本当の自分"を表現したい貴方へ。自由な生き方&ビジネス教えます。

【休日】よそ行きの淋しさ

爪をはじくような連続した破裂音で目が覚めた。

天井にのこる薄い染みが、微かに動き出した気がして、そろそろ起き時だと観念した。東側に大きく開けた出窓からは、燦々と朝陽が差し込んでいる。いそいそと布団から立ち上がると、実家から持ってた扇風機が目に入った。

 先ほどの破裂音の正体がわかったところで、何か得たいのしれない淋しさがこみ上げてくるのを胸のあたりに感じた。

 

そう、確かな淋しさがあった。

 

新しい風景、新しい家、新しい仕事、新しい人間関係、その全てが新鮮であり、そしてまだまだ「よそいき」の自分を感じさせるのだった。

淋しさとは、"つながっていない感覚"から生まれると聞いたことがある。すこしかっこつけた言葉でいうと、「分離感」というそうだ。一番はじめに人間が「分離感」を感じる時はいつなのか?それは、親と自分が「一つの存在」でないと自覚した時だという。

その時から、人間は何かとつながりたくてつながりたくて、しょうがなくなってしまったんだろう。これまたすこしかっこつけた言葉でいうと「共同体感覚」とか。

多分、私もそうなんだろう。今のところ、新しい家にも、新しい職場にも何の不満もない。寧ろ、予想通り、いや以上に「いいね!」をしたいくらいだ。

 

ただ、淋しいものは淋しい。

 

心理学的にいえば、「つながり・信頼」を生む為には5段階のフェーズがあるそうだ。

 

警戒→疑心→親和→信用→信頼

 

最初は、「警戒」という状態です。要するに怖いという恐れの状態。

 

そしてその次は「疑心」。怖いということではないが「本当にこの人は信頼できるのだろうか、大丈夫なのだろうか」という状態です。ですから不安感を取り除くことが大切。つまり、安心感を創り出すこと。

 

そう、次のプロセスは「親和」。人は、同じだな、一緒だな、なんか合っているなと思うと、安心感、または親近感を得て、心の扉を少しずつ開いていこうという勇気を発揮します。

 

そしてもう1つ。人は「この人誰?」という人の話はなかなか耳を傾けにくいようです。ですから、私たちが当たり前に行っている「挨拶」「自己紹介」が大切なのです。セミナーをしていても、参加者同士が自己紹介をすると、一気に空気が和らぎリラックスしていきますよね。

 

さて、次のプロセスは何か。そう、信頼なのです、と言いたいところですが、「信用」。信用というのは、肩書きの影響も大きいようです。

 

社長だから、部長だから、〇〇大学を出ているから、〇〇会社に勤めているからなどなど。社長でいる間は、年賀状やお中元お歳暮が多く届き、ゴルフのお誘いがあり……。けれども退任したとたん、お誘いがなくなったという方もいれば、社長でいる間も退任後も変わりないという方もいます。その違いは何でしょうか。

 

そして最後が「信頼」。信頼の状態というのはもう、おわかりのとおり「あなただから」です。「あなた」という存在が、どれほど周りに影響を与えているのか、その事に気づくことも大切なのです。

参考:信頼に至るプロセス

 

これに照らし合わせていけば、当面「疑心」を「親和」に進めていくことが重要なのかもしれない。自分の感情を材料に、思考で練り上げたボールを、世界に投げかけていく。それが、言葉なのか、態度なのか、仕事なのか、それまた外の何かなのか。

 

そのボールが、世界に届くかどうかはわからない。それは、受け取るかどうかは、世界側の"課題"であって、自分にはどうしようもない。

 

自分の"課題"は、ボールを投げ続けること。

 

ただ、それだけだ。

 

淋しくない人間なんかいない

その、淋しさがあるから、人と人が求めあい、交わり、そこから心震えるものが生まれる。もちろん、その裏側には、痛みが伴う、厄介ごともある。

 

それも、選択だ。

どちらにせよ人間である以上多かれ少なかれ淋しさを抱えていくんだから。痛みを覚悟して近づこうとするか?否か。

 

ちょっと自分に問いかけてみる。

 

「まぁ、独りでいるのも...退屈?やっぱ、近づきたいかな」

 

そんな感じが、私の胸の辺りに確かにあったから、そういうことなんだと思う。

 

アニメのようには、世界も自分もそんな劇的に変わらない。

 

でも、見上げた空が青く、仄かに白いから、今日という日も悪くないと思う。

 

====================

【この記事を書いている人はこんな人】 

 

 【ヒプノセラピー・キャリアカウンセリング情報】

 【マインドフルネス×ワークショップ情報】 

【サイト案内図】